裏切りののちに (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「二千百ドル!」競り台に上がった一枚の絵を見て、キャシーは思わず値をつけていた。それはダンの絵だった。描かれているのは、あのアトリエから見える風景に違いない。アトリエ―ダンが絵を描き、わたしがモデルを務めた場所。ふたりの恋が始まり、終わった場所。どうしても、この絵がほしい。が、付け値はどんどん上がっていく。キャシーが諦けかけたとき、「五千ドル!」と声がかかった。次の瞬間、ダンの姿が目に飛び込んできた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
リー,ミランダ
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。テンポのよいセクシーな描写を得意としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
復讐とは気づかずに (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
シャーリーの父は生前、画家としてそれなりに名を馳せていた。今夜は、その父が遺した裸婦画の展覧会初日だ。収益を寄付するつもりで展示に踏み切ったものの、裸婦画のモデルが皆、父の愛人だったという噂を思うと、心境は複雑だ。そんな彼女のもとに、画廊のオーナーがひとりの男性を連れてきた。父の最後の作品である、黒髪の女性がモデルの裸婦画を買った客だという。男性に目を向けた瞬間、シャーリーは息を飲んだ。褐色の肌、端整な顔立ち、たくましい体。信じられないほど魅力的だ。シャーリーはまったく気づかなかった―彼が残酷な復讐を胸に秘めていようとは。
内容(「MARC」データベースより)
シャーリーの父は生前名のある画家だった。父の遺した裸婦画の展覧会初日、画廊のオーナーが彼女のもとに、裸婦画を買った男性客を連れてきた。シャーリーはまったく気づかなかった。彼が残酷な復讐を胸に秘めていようとは。
ペーパー・ローズ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
セシリーは十七歳のとき、義父からひどい虐待を受けた。地獄のような生活から救ってくれたのは、テート・ウィンスロップ。諜報機関の元メンバーで、ある建設会社の保安部長として働く男性だ。それから八年、セシリーはテートを慕い続けてきたが、いちずな愛が報われることはなかった。アメリカ先住民の血にこだわる彼は無垢な白人の娘と結婚するわけにはいかないのだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
パーマー,ダイアナ
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。米ジョージア州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
きらめくツリーの下で―愛を知らない男たち〈5〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
愛の果てには破滅がある―父親がかつて浮気を繰り返し、家庭を崩壊させるのを目のあたりにしてきたジョーダンは、そう信じて疑わなかった。だがクリスマスも近い十一月、ヤドリギという名の猫との出会いが彼の人生を変えていく。消防士のジョーダンは、ある日、嵐のために倒壊したタウンハウスに向かい、取り残された猫を救おうと中に入った。彼はなんとか猫を助け出すが、バルコニーに出たところで猫が暴れたために転落してしまい、しばらくベッドでの生活を余儀なくされるような怪我を負う。そんな彼の前に、猫の飼い主、ホリーが現れる。ブルーの瞳、豊かな髪、そばかすの浮いた少女のような顔。女性とロマンティックな関係になることを極力避けてきた彼だが、ひと目彼女を見た瞬間、なぜかそのルールを破りそうになっていた。
内容(「MARC」データベースより)
愛の果てには破滅がある-。父親がかつて浮気を繰り返し、家庭を崩壊させるのを目のあたりにしてきたジョーダンは、そう信じて疑わなかった。だがクリスマスも近い11月、ヤドリギという名の猫が、彼にある出会いをもたらす。
マドリードの公爵 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
スペインの大学に通い始めたジョージアナは、名づけ親の息子フアン・モンサントの屋敷で世話になることになった。彼は公爵の称号を持つ尊大な独裁者で、バスには危ないから乗るな、もっと地味な服にしろと、何かにつけてジョージアナに干渉してくる。十九歳なのに子供扱いされ、彼への反発心は募るばかりだ。その一方、フアンはまるでジョージアナを誘惑するような行動をとる。じっとこちらを見つめる目、魅惑的な笑み、そして、キス。どうして?いったいフアンは何を考えているの?もうすぐ彼は、良家の女性と結婚するというのに…。
内容(「MARC」データベースより)
スペインの大学に通い始めたジョージアナは、名づけ親の息子フアン・モンサントの屋敷で世話になることになった。公爵の称号を持つ彼は、ジョージアナに干渉し子ども扱いする一方、誘惑するような行動をとり…。
ただ愛のために (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
自由と女性を愛してやまない奔放なアレックスは、十四歳で家を離れ、四隻の商船団を率いて方々を旅してきた。海と結婚した自分が、陸に落ち着く日はこないだろう。そう思っていたアレックスを、生涯一度の恋がとらえる。しかし仇敵ハーコート家の娘ジェスリンは手ごわい相手だった。アレックスの愛をはねつけ、自分の本心にも目をつぶる。非道な父親に虐げられて育った彼女の心はひどく頑ななのだ。アレックスにできるのは、愛と誠意と忍耐を示すことだけ。サマーヴィルの者はただ愛のためにのみ結婚する。名誉にかけて、彼女の信頼をかちえてみせるぞ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バークレー,スザーン
1992年に北米デビューを飾り、以後、連作『愛のサマーヴィル』及び『サザーランドの騎士』の作品の数々で、名実ともにハーレクイン・ヒストリカルのトップ作家に躍り出た。1999年、惜しまれつつ他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
魅惑の仮面舞踏会 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ミス・茶ねずみ―フィリーの憧れのボス、ダミアーノは、不格好な彼女をそう呼び、哀れむような目を向けるだけだった。だが、そんな彼女に、夢のような出来事が訪れた。会社主催の仮面舞踏会でクレオパトラに扮すると、あろうことか、ダミアーノが近づいてきたのだ。彼は絶世の美女を崇めるように見つめ、フィリーをパーティ会場の奥の部屋へと誘った。どうしよう。仮面をはずしたらわたしだとわかってしまう。フィリーは仮面をつけて正体を隠したまま、彼が約束する楽園へと飛び立った。
内容(「MARC」データベースより)
ミス・茶ねずみ-。フィリーの憧れのボス、ダミアーノは、不恰好な彼女をそう呼び、哀れむような目を向けるだけだった。だが、会社主催の仮面舞踏会でクレオパトラに扮すると、あろうことか、ダミアーノが近づいてきたのだ。
花嫁と呼ばれる日 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
五歳の息子マットを幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の赤いフェラーリから降り立った男性を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。六年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が、自分もスカイと関係を持っていると言いだし、彼女には身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。その彼が、いったいなぜここにいるの?スカイはパニックに襲われ、隣にいるマットの手を握り締めた。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。
内容(「MARC」データベースより)
5歳の息子マットを幼稚園に迎えにいった帰り道、停車中の高級車から降り立った男性を見て、スカイは凍りついた。六年前に別れた、イタリア名家の長男・ルチアーノだ。スカイは思わず、彼に生き写しの息子の手を握り締めた。
悪魔と乙女 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、ウルフィンガー館のたたずまいに想像力を刺激されたからだ。断崖絶壁に建つかつての大修道院は、今は訪れる人もない。あの荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かぶのに…。だが、チャンスはある日突然やってきた。館の持ち主レイヴンスカー伯爵が、この地を訪れたのだ。稲光に照らされる黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の男。暗い空の下で、プルーデンスは彼を呆然と見つめた。“悪魔伯爵”だわ。作品の主人公にぴったり。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シモンズ,デボラ
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。戦いのシーンもある中世の物語と、社交界が華やかなイギリス摂政時代の物語を描き分ける。米オハイオ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
熱い過ち (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ロバータは、マックとつき合い始めて一年ほどになる。彼は若いころ悲惨な結婚生活を経験したせいで、二度と結婚しないと心に決めている非情な男。彼女を“恋人”ではなく“愛人”と考えているのだ。こんな扱いは、もううんざり!マックを愛しているのに、彼が求めているのは体だけ。痛手が少ないうちに早く別れるべきだ、とロバータは思う。でも、彼を忘れ去ることができるかどうか、心もとない…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
リード,ミシェル
日本では1997年『追憶の重さ』でデビュー。以来30作近い作品を発表し、情熱的な作風で読者からの絶大な支持を集めている。英マンチェスター在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)